【裁判】第2回:口頭弁論

司法手続きで言えば、民事調停とADRはそれぞれ「申立人」としての経験のある私ですが裁判は初めて。人生で初めて「裁判所」という場で原告として不正を徹底的に糾弾する側に立てたことにワクワクしています。
その裁判でも単なる儀式でしかない第1回はスルーしましたが、第2回口頭弁論にはきっちり参加してきました。
なお、裁判は原則公開、原告も被告も調べれば出てきます。また、個人で裁判を傍聴することも比較的に簡単にできる制度となっています。ただ、ここで個人情報を晒すことは主目的ではないので、あえて現在までずっと伏せていますし、よほどのことがない限り今後もこの場では公開することはないことをご了承下さい。
人生初の「原告」としての裁判
実は以前に一度、「被告」として提訴されたこともあったのですがそれはまったくのとばっちり、お門違いの案件でした。
そもそも被告となり得ない私に対して提訴してきた原告は誰か?
その人は当時、私が保有していた物件に入居していた生活保護受給者でした。生保受給者は弁護士費用もかからないため、片っ端から訴え「1円でも懐に入ればラッキー」と思っていたフシも感じられました。
しかし、そもそも提訴された案件に全く関与していない私は、当時の管理会社の顧問弁護士を通じて原告側に対して逆提訴もチラつかせながら徹底的に原告の主張を論破してもらい、最終的には提訴を取り下げさせました。
さらに、せっかく慈愛の気持ちで入居させていたのに恩を仇で返すような仕打ちを受けたため「信頼関係の破綻」を理由に退去してもらったことがあります。
対して今回は初めての原告。裁判なんて自分には関係ない、とても遠い存在だと思って過ごしてきた今までの人生からは想像もつかないような出来事をここ2年ぐらい体感しています。
ただ「裁判するのも簡単ではない」。時間もお金もかかりますし、それ以前にそもそも提訴や告訴までたどり着けないことも多々あることも実感しています。
原告の主張
私からの主張は至ってシンプルです。
被告の不法行為により被った損害の賠償を請求する
被告の主張
訴状に対して被告から事前に出されていた答弁書の内容を超簡単にまとめるとこんな感じでした。
原告の主張する損害とは、原告による投資判断ミスでありお門違い。被告は専門家としての業務を全うし、その結果として融資が実行されたのだから感謝されるべきものですらある
カッチーン!(怒っ)
お門違いであれば、そもそも原告に弁護士がついて提訴することすらできないことを被告は全く理解していません。
いまだにこんなことをのたまう被告に情状酌量の余地はなし!徹底的に争い、相当の損害賠償を求める意思しかありません。
第2回口頭弁論
初の法廷入場
とても静かなフロアにナンバリングされた法廷がいくつもズラッと並んでいました。今回はそのうちのひとつ、事前に指定されていた法廷に入ります。
法廷の扉は最初から開いておりそこにシレッと入るだけなのですが、、、そこでは先に開催されていた裁判がまだ行われていました。
それが終わるまでとりあえず傍聴席に座って待機、そして前の裁判が終了すると流れ作業的に我々が着席しすぐに我々の裁判がはじまる、そんな感じでした。
なんか想像していたものよりとってもカジュアルでした。
法廷のレイアウト
今回使われた法廷はこんなイメージです。

テレビで観てたものと同じですね。
出席者
- 裁判官
- 書記官
- 被告
- 原告の代理人
- 原告(私)
なんとこの時点でもまだ被告は代理人を立てていませんでした。
なお、傍聴人として前の裁判を聞いていた人が一人だけいたのですが、私のターンでその方も退席され傍聴人は0でした。
上記にて個人情報を開示しないと書いていますが、本件にご興味を持っていただけるメディアや被害者の方々であれば、ご連絡いただければ裁判の詳細情報等をお伝えしますのでぜひ傍聴に来て下さい。メディアに発信してもらうことや、同じような被害者が立ち上がるきっかけになるのは本望です。

原告の準備書面の確認
最初に行われたのがこれ。
事前に提出されていた被告からの答弁書に対する原告の認否・反論です。原告も事前に準備書面を裁判所に提出していましたが、改めてその内容の説明を代理人が行いました。

簡単に言えば、被告からの答弁書に記載されていた中で
- 事実に反している部分は争う
- 単なる被告個人の思い込み・空想の部分は認否する
そもそも被告の答弁書のうちの約2割は虚偽・事実誤認、そして残り約8割(私個人のイメージ)は思い込み・空想の世界であると思われ、全く議論に値しないものでした。
そんな答弁書へのカウンターであるこの準備書面の作成に関しては、事前に私から代理人に膨大な反論意見を送っていました。しかし、代理人からは
- 法的に意味の無いことを弁解する答弁書に対し逐一認否・反論する必要はない
- 逆に争点を不明確にする恐れもあり適切でもない
- よって、いくつかに絞って認否・反論する形にする
- 裁判所の反応によって追加で認否・反論する
という方針が示されたので私もそれを了承し、意外にシンプルな準備書面となっていました。
その準備書面を簡単に説明してこのターンは終了しました(約3分)。
裁判官から被告への尋問
上記のとおり、被告からの答弁書の内容は、そもそも弁護士をつけていないこともありメチャクチャ。その記載のほとんどが法的根拠に基づいた説明になっていませんでした。その上で虚偽・事実誤認、さらに思い込み・空想を展開。
これでは法廷で審議する答弁書として全くふさわしくないことから、ほとんどの時間がこの尋問に割かれました。
裁判官の目的は「被告の主張の明確化」。
裁判官から被告に対して、シンプルかつ具体的な質問がいくつもされましたが、被告からの回答は相変わらず支離滅裂、法的根拠のない説明、空想・想像、、、、そもそも「裁判」自体をだいぶ舐めているような振る舞いだったと感じました。
これには裁判官も半ギレ。少し厳しい口調で追求し、やっと確認したい答えが被告の口から徐々に発せられました。その結果、被告の主張としてまとめられたのは
- 問題とされている意見書の記載内容は専門家として正当な成果物である
- 西武信金からのプレッシャー等は一切なかった
- 第三者の不動産鑑定士が別の意見書を作成したとしても原告が融資を受けて物件を購入するという結果は変わらなかったはずである
ツッコミどころ満載ですが今はこれでいいです。この主張をし続けもらったほうがこちらも戦いやすくなります。
本裁判の争点
裁判官からの的確な尋問により被告の主張が上記のとおり明確となりました。これを受けて
- 意見書の記載内容が法律に則った正規の手段により正当に作成されたものであるか?
- この意見書と原告の損害との因果関係
「これらが争点になるでしょう」 by 私の代理人、ということらしいです。
1に関しては被告が何を言ってきても論破できると思っていますし、既にその証拠を複数提出済みです。そして2に関しても訴状及び今回の準備書面にてロジカルに説明済みであり、今のところ、原告にネガティブな作用をもたらすものは見つかっていません。
今後、審理が進むにつれて、さらに必要に応じて追加で的確な回答や証拠の提出をしていけば問題ないと考えています。
今後の段取り
まず、次回の口頭弁論は9月中旬に設定されました。
そして、裁判官から被告に対して、8月末日までに上記争点を正当化する答弁書を再度提出するよう要求されました。対して原告への宿題は特にありません。
次回口頭弁論では、被告からの再提出された答弁書に対して原告が反論する、そんな流れになる見込みです。
こんな感じで第2回口頭弁論は約25分で閉会となりました。
今後もこのようなやり取りがあと数回行われるのでしょう。このテンポで進んでいくとなると和解が打診されるのは早くても年末ぐらい?そんな時間軸で受け止めています。







