【裁判】第12回:口頭弁論

2022年11月12日

前回期日にてお互いの主義主張は出尽くした雰囲気となり、いよいよ次のステップである証人尋問という流れに。

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裁判所にも夏休みがあるそうです。前半組と後半組にわかれて取得するらしいのですが私の担当部署は前半組?8月中旬に次の期日が設定され、今回行ってきました。

裁判所内はさすが半分夏休み。いつもより圧倒的に人が少なかったですし、法廷フロアの半分は消灯されていました。

裁判の争点

  • 被告の作成した不動産鑑定意見書が法律に則った正規の手法により正当に作成されたものであるか?
  • この意見書と原告の損害との因果関係

それぞれの主張

原告

過剰な残耐用年数及びその残耐用年数に比例し下駄を履いた評価額が記載された不法な不動産鑑定意見書によって不正融資が実行された。

金融機関と国家資格保有者で共謀して不正を行うなど全く想定していなかったので何の疑いもなく契約を行ったものの、2019年5月24日に発令された業務改善命令によって多数の不正の事実が明らかとなった。

この不正による高値掴み分が損害であるとして不法な不動産鑑定意見書を作成した不動産鑑定士に対して損害賠償請求。

被告

不動産鑑定意見書は法に則り正当に作成されたもので不正はない。

修繕後の鑑定評価を西武信金から依頼されたのでそれを行っただけ。また、そもそも不動産鑑定意見書の作成依頼者は西武信金であり原告から訴えられる関係にない。

裁判の流れ

改めてここで民事裁判の全体の流れを示しておきます。

訴訟の提起 → 答弁書の提出 → 第一回期日 → 続行期日 → 証人尋問 → 和解の検討 → 判決 → 控訴 → 上告

2021年4月に提訴、第1回口頭弁論は単なるイベントでしたので第2回から約1年、お互いの主義主張を「準備書面」という形で裁判所に提出してきました。これが上記の「続行期日」となります。

裁判所は、期日(の約1週間前)までに提出された「準備書面」を確認、新たな争点や確認点が見つかれば「ではXXに関して次回期日の1週間前までに準備書面を提出して下さい」、この繰り返しです。

毎回、法廷内にいる時間はわずか10分程度、長くても30分かからないぐらいであり、その場でお互いの主義主張を繰り返すことや被告・原告から質問を受けるようなこともありません。ただ、準備書面の内容に関して裁判官から提出した側に対して質問されることはありました。

その準備書面による主張も出尽くし、原告側から次のステップである証人尋問に進むためのアクションを起こしたのが前回でした。

証拠申出書

証人尋問を行うために必要となるのが「証拠申出書」です。

前回期日で原告代理人から「そろそろ次のステップに進みたいのだけど裁判所はどう考えていますか?」という探りを入れるためにあえて証人を確定させずに証拠申出書のドラフトを作成、提出していました。

対して裁判官から「証人を確定して下さい」という指示があったことを受けて「次に進んでもいい」と受け止め、今回、個人を特定したものを提出しました。

同様に被告からも証拠申出書が提出されましたたが、、、はぁ?この人呼んで尋問して何の意味があるの?という人を選任していました。原告が申請した証人は本件とは無関係の第三者で全く無意味なため、裁判所はきっと不採用にするだろうと思っていたのですが、、、。

証人との事前調整

原告、被告からの証拠申出書に対して裁判官はどちらも採用する方向でした。ただし条件付き。それは証人との事前調整

証人尋問後は即結審に進むけどいいのね

と念押しされた感じです。

裁判所から証人を呼び出しても出頭しなければ意味がなく、欠席だからと改めて別の証人を立ててもう1回というわけにはいかないとのこと。

一応、法律的には裁判所からの呼び出しに対しては出頭の義務があり罰則もあります。ただし現実には罰則が適用されることはほぼなく、逆に出頭しないことがわかっているなら最初から呼ばない、が一般的のようです。

原告側は、証人として呼びたい西武信金側との事前調整を一切行っておりません。今まで水面下でコンタクトを試みていましたが全て無反応。そんな状態なので今回も西武信金とのやり取りはないままの証拠申出書です。

西武信金としては

原告側の尋問に応じる意味、メリットはほぼ(全く?)ない

こんな状態で裁判所から呼び出しをかけても拒否される懸念があります。よって「特定した個人以外も証人とするのか?」「文書等での回答を求めるのか?」そのあたりをもうちょっと考えて次回期日までにまとめて、という宿題を出されました。

被告にも同じようなことを言われましたが、被告からは「欠席ならそれでいい」とのことでした。(何のための証人?だったら最初からやる必要ないじゃん)

ということでもう1回、口頭弁論が行われることになりました。次回期日は9月下旬です。