被告から届いた書面はやっぱり残念賞

2022年10月17日

不動産鑑定士の不法行為による損害賠償請求を行っている現在進行系の裁判。先日、第2回口頭弁論が開催されましたが、その席で裁判官から被告に対して要求されていた宿題。

「法的根拠に基づく論理を整理をした上で8月31日までに答弁をまとめて再度書面で提出するように」

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期限より前に被告が作成したその書面(準備書面)が裁判所を経由してこちらに届きました。

被告の主張

  • 原告に賠償額等の請求の理由はない
  • 被告は原告の権利利益を何ら侵害した事実はない
  • 原告は自身特有の事情等を感情論的で過剰な縮約による理屈を主張する等、多くの面で権利の汎用と認める

12ページに渡り、原告の主張を展開する書面を提出してきました。

この書面に対する私の見解

今回の書面、端的に言えば

お話しにならない、議論するレベルにすら達していない(前回同様)

被告の主張は相変わらず個人の感想、想像のレベルであり、何ら法的根拠や事実に基づいた主張になっていないものでした。前回の口頭弁論において裁判官から指摘を受け、だからこそ今回の新しい書面を要求されたことの意味を被告にはいまだにわかっていないようです。

「原告はこう思っていたはず(被告の勝手な想像」「原告は物件購入後にあんなことやこんなことをやっていた(購入後のことであり本裁判とは無関係)」「たぶんこうだった(もはや空想の世界)」、、、

そんなことは聞いていないっ!

そもそもこの裁判における争点は、私が西武信金と融資契約を締結するにあたって援用された、被告が作成した「不動産鑑定意見書」の正当性。にも関わらず、被告が提出してきた書面には、こちらが指摘している不法行為に対して何ら反論していません。

では何が書かれているのか?そのほとんどは、私が物件購入後にやってきたこと(及びやってこなかったこと)と思われること(あくまでも被告の想像の範囲)に対する不正不満?もはやその意味すら理解できません。

さらに、本訴訟において購入後のことなど1ミリも関係ないのです。問題は買う前!

そんなことばかりが書かれているこの書面は

何の答弁にもなっていない!

2回に渡り、こんなトンチンカンな書面を出してくる被告。理由は全く不明ですが、被告はいまだに弁護士を付けていません。だからこそ、こんなクソ役にも立たない書面を平然と出してくるのでしょう。

この書面に対して私の弁護士からの見解は「無視してもいいレベルのもの」。あえて反応するのであれば「議論の余地なし」で終わる話しです。

本訴訟における争点

そもそもこの裁判で争っていることは

  1. 意見書の記載内容が法律に則った正規の手段により正当に作成されたものであるか?
  2. この意見書と原告の損害との因果関係

よって、今回被告が提出する書面で証言すべき内容は主に「被告が作成した意見書の正当性」、極端に言えばそれだけです。

私は原告として被告の不法行為を訴状に記載、複数の証拠を揃えて提訴しているのですから、被告としてやることは遵法性の説明であるべきです。にも関わらず、出してきたものは相変わらずの個人的感想、空想に思い込み。これでは多分、第3回の口頭弁論でも議論は全く進まないように感じます。

訴訟戦略

上記のとおり、裁判の争点は既に明確になっています。被告は専門家として正規の意見書を作成したと主張しているのですから、私はそこを突くだけです。

被告の個人的な感想は一切無視。そこにかまっていると争点がボヤけてしまう恐れもあることから余計なこと、無駄なことはせず、明らかにおかしな点をひとつひとつ追求し、被告がボロを出すことを待つだけです。

既に今までに被告が出してきた資料の中にも辻褄が合わないものがいくつか出てきています。それらを順番に潰していけば、おのずと結果は出ると考えています。

このような状況で行われる第3回口頭弁論は9月中旬を予定しています。しかし、こんな内容ではこの回で議論が深まる可能性は相当薄いと感じています。このまま無駄に時間だけが経過してしまうことは到底看過できないため、次回は明確なクレームを出すつもりでいます。