【裁判】第10回:口頭弁論

前回からだいぶ時間を空けての今回の期日。その理由は、西武信金に対して裁判所からの調査嘱託を行いその結果を得るためでした。

裁判の争点
- 被告の作成した不動産鑑定意見書が法律に則った正規の手法により正当に作成されたものであるか?
- この意見書と原告の損害との因果関係
これらに争点に対して今までに原告・被告双方から準備書面にて様々な主張をしてきました。原告である私の主張はもちろん「不当・不正に作成された意見書は不法行為」「その不法行為により損害を被った」。対して被告の主張は「正当な評価を行ったもので不法行為にはあたらない」「損害は原告の過失」として非を一切認めないやり取りが続いていました。
しかし前回、被告が突然新たな主張をはじめました。それは
不動産鑑定書作成の契約の相手は原告ではなく西武信金。よってそもそも原告から訴えられる関係にない
この期に及んで今までとはまるで異なる主張を行ってきました。これでは過去の被告の主張が意味をなさなくなります。これには我々原告サイドだけでなく裁判官も呆れてしまったようですが、とりあえず主張は主張として残ったように感じます。
調査嘱託結果
結論としては、結果どころか調査もできていない、もっと言えば西武信金に対しての質問をまとめることすらできなかった、ということでした。その理由は
- 第9回口頭弁論にて原告代理人より「調査嘱託を行うに当たって、原告だけの主張よりも被告も含めて双方からの質問としたほうが西武信金から的確な回答を得られる可能性が上がるので被告の協力も得たい」と主張し被告も裁判所も了承
- 以降、原告代理人から被告へ何度か連絡を取るも被告は都度のらりくらり、意味不明な主張に終始し結局質問内容をまとめきれなかった
- 最終的には「被告は調査嘱託に協力しない」旨の準備書面を裁判所に提出してきた
ということで、時間を空けた割には何の進展もない結果となりました。
次回期日
次回期日(第11回口頭弁論)は7月上旬に設定されました。それまでに原告単独で調査嘱託、または弁護士会23条照会を行う方向で閉廷しました。
ただ、その後に代理人と打ち合わせした際には「もはや調査をする意味すらないのではないか?それよりもそろそろ被告及び西武信金に対する尋問の準備を進めるべきだろう」との意見でした。その理由は
- もはや議論は出尽くしており、今後新たに重要な証拠が出てくる可能性は著しく低い
- 被告の契約の相手先が原告であることは複数の証拠からも明らかであり、あえて西武信金に問合せすることではないだろう
- 西武信金に対しても尋問することで疑問点は解消できる
尋問するためには事前に裁判所に対して尋問したいとの意思表示を行い、事前にしっかりスケジューリングする必要があるとのことから、次回期日でそれを行う方向で進めてもらいます。
今回はここまで。
私の個人的な意見・見解は述べるものの、法廷戦略はプロである代理人に完全に任せています。
被告は今までに様々な主張を繰り広げてきましたが、私でもがっかりするほどその主張のほとんどに法的根拠がないだけでなく、この裁判の争点とは無関係な内容(一部は私に対する誹謗中傷的な表現も)、空想・想像論ばかり。
私個人としては、被告の意味のない主張全てに対してもイチイチ完膚なきまでに叩き潰したいと思ってしまいますが、代理人からは「無駄な議論は発散するだけで時間の無駄になるだけでなく新たな争点ができてしまう恐れすらあるため、本件と無関係の主張に対しては無視するのがベストです」と言われているためグッと我慢しています。
被告に代理人がいないことからも法的に効力のある主張は少なく、今のところは勝ち筋で進んでいると感じています。このまま粛々と裁判が進んでいけばおのずと結果は出るでしょう。
なお、10回目にして今回初めてこの裁判のためと思われる若い傍聴人が2名いました。なぜ?何のために?来たのかは不明ですが「裁判所に来たらやってたから傍聴した」という雰囲気でした。
でも、傍聴するのは今じゃないでしょう。過去10回、何の盛り上がりもなくほぼ10分以内で終わってしまっていますから。傍聴するなら尋問のときだと思います。






