【裁判】第4回:口頭弁論

先日、第4回目の口頭弁論が行われました。

今回は史上最短、約5分で終了です。
裁判の争点
ブレる、ぼやけることのないよう毎回最初に表示しておきます。
- 被告の作成した不動産鑑定意見書の記載内容が法律に則った正規の手法により正当に作成されたものであるか?
- この意見書と原告の損害との因果関係
準備書面
第3回口頭弁論の際に裁判官から指示を受けていた原告・被告両者に対する宿題が「準備書面」という形で提出されたので、今回はその内容に関しての審議が行われました。
原告から提出した準備書面
裁判官から原告に要求されていたのは「争点2における主観的及び客観的に説明する資料」、それを弁護士経由で提出していました。
逆に争点1は、被告からぐうの音も出ないと思われるほどの主張を証拠と合わせて既に提出済みなので、そちらはもう何も要求されていませんでした。

今回は4枚に渡り主観的及び客観的な主張をしています。
本裁判における最大のハードルはこの「不正と損害の因果関係」です。いくら不正があったとしても、不正と損害に明確かつ密接な因果関係がなければ裁判としては負けてしまいます。
裁判所からは
いくら不正があったとしても被害を避けるチャンスはいくらでもあったのではないか?
逆に不正がわかっていたのに乗ったのはあなたじゃないのか?
という疑念を持たれるため、その疑問を完全に払拭させた上で「不正と損害の因果関係」を立証することを求められるのです。因果関係が立証できない、または被害者にも一定の責任があり過失相殺となってしまうと被害者にはかえってマイナスになってしまうことすらあります。
しかし、今回はあえて因果関係の主張の焦点を少しぼやかしています。これは今後裁判が進むにつれて被告からの答弁内容が変化した際にフレキシブルに対応できるための戦略でもあります。
被告を追求していく中で特定の方向の結論に追い込むような進め方をした結果、そこからスルッと逃げられてしまうと逆にそのあとでこちらが不利になってしまう恐れがあることから、現時点ではまだあえて大きくて目の荒い網を張っています。
被告が提出した準備書面
裁判官から被告に求められていたことは、証拠を提出している理由である「立証趣旨」。本裁判と全く無関係な証拠を出されても何の意味もないため「何を主張するためにその証拠を提出したのか?」を問われていました。それを受けて今回、改めて資料が提出されたのですが、、、

被告は当初からたくさんの証拠?を並べていましたが、そもそも被告が回答すべきは、争点1にある「正規な手続きにより作成されたもの=不正がなかったこと」の証明が最優先です。しかし、そのなかったことの立証がほぼ入っておらず、意味不明な主張が並んでいたので裁判官はそこに釘を刺していました。
その結果、提出されたのが今回の準備書面だったのですが、そこに記載されていたのは以前同様、不正がなかったことの証拠とは思えない意味不明なものばかりでした。その内容の大半は、業務改善命令によって不正が発覚した以降の私のアクションが不満だという被告の被害妄想や空想、想像の世界。求められているものとは相当ずれており、相変わらずのトンチンカンな内容にはさすがに裁判官も呆れていました。
今後の流れ(予想)
争点整理ができるまで、あと数回はこの状態が続くと思われます。とにかく法的根拠に基づくお互いの主張を出し尽くし争点整理を進めることが最優先、それが出尽くしたあとにお互いの尋問が行われ最終的に判決へ(または和解)という流れのようです。しかし、被告の対応は最初から現在までずっとこんな感じであることから、争点整理ができるまでにはもう暫く時間がかかりそうです。
被告は最初から現在まで一貫して「本人訴訟」で対応しており弁護士をつける様子がありません。原告としてはプロ(弁護士)を相手にするより圧倒的に楽。プロ相手だと重箱の隅をつつくような追求をされ、結果的にこちらが不利な状況に追い込まれる可能性も否定できません。なのでこのままで構わないのですが、その代わり、このようなトンチンカンな対応に暫く付き合わなければならないという弊害もあります。
私の代理人弁護士によれば「この感じだと年内どころか年明け1、2回までこの調子で進み、尋問に入るのは春ごろではないか?」とのことでした。
現時点での弁護士の見解
閉廷後、今日時点での裁判の手応えを弁護士に聞いてみたところ
少なくてもネガティブではない、しかしながらポジティブと判断するのは早計
とのことでした。その理由は
- 原告の今までの主張にはあえてぼやっとさせている部分もあるものの、それも含めて裁判官からほとんどツッコミがない
- 逆に被告の主張には細かく厳しく対応している
- よって少なくても被告に対する心証は決して良くないと受け取れる
- かと言って原告にポジティブと受け取れる発言も今のところはない
やはり、最終的には
不正と被害の因果関係の証明
そこに尽きると思われるため、その足場固めをしっかり進めていきたいということでした。
裁判に時間がかかれば、その間に金融庁からも新しい証拠が出てくる、質問主意書の回答も読める、それによって新たな展開も期待できる、、、かも知れません。
金融庁から不正のメールが出てくれば、被告(及び西武信金)が否定し続ける「不正の指示・示唆は一切なかった」という証言が一発で破綻し結論まで一直線に進めます。
次回開催は11月中旬の予定です。
立ち上がらない限り不戦敗
アパマン問題に関して私がTwitterや本ブログで幾度となく発信している
SNSで不平不満を言っているだけでは何も解決しない
アパマン問題に対する不満の声は日々山のように目にしますが、そこから1歩でも2歩でも踏み出している人はあまりいないように感じます。しかしそれは時間の無駄。何もしない限り、残された時間はどんどん減っていきます。その結果、待っている結論は「最悪の事態」のみです。
スルガもアルヒもアプラスも不正があったことはほぼ間違いなく、その不正の立証は比較的簡単にできると思っています。しかし、その不正と被害の因果関係の証明、そこに大きなハードルがあります。
それでも、自分に過失がないと思える方ならすぐに次の手を打つべきです。戦わずして勝ち(または引き分け)はありません。
さらに過失があるとわかっている人も別の意味で次の手を。今の状況から脱するためには、とにかく収益を改善するしかありません。入居率を上げる、家賃を上げる、経費を下げる、、、、資産価値を上げるためにやれることを徹底的にやるべきでしょう。少なても収支をブレークイーブンにまで持っていければ結論を出すまでの時間を延ばせます。
不動産業界は数年単位で大きく波を打っています。金融機関の融資が絞られば物件価格は下がりますが、いつまでも融資を絞っていると金融機関も利益を出せないためいずれは融資緩和へ、さらに行政からもバックアップ、そして不動産バブル、なんてことを繰り返しています。よって、いずれまた出口戦略を検討できる時期がくるはずで、とにかくそれまで延命しておくことが重要です。
立ち止まったまま不平不満を言うだけに何の意味もありません。今すぐ新たな一歩を踏み出して下さい。








